仕事を任せられない自分がいます。リーダーになって一年半になますが、既に部下の一名が転職でチームを離れました。プレイヤーからリーダーになりきれていない自分がここにいます。このままではチームが崩壊してしまうのではないかと不安になることもあります。そこで、今の自分の悪い点をリストアップしてみました。活気があり、成果の出るチームにするためには、リストアップした悪い点を改善していかなければなりません。自分が変わらなければ、チームが変わることはありません。そこで、これらの悪い点を意識して、行動していくことにします。
- 部下のことを信じきれていない。
- 自分の価値観を基準に部下に接している。
- 部下の悪い点が気になり、良い点を見つけようとしていない。
- 部下のやる気を引き出す言葉をかけられていない。
- 短期的な成果しか追いかけていない。
- 情報を隠している。
部下のことを信じきれていない。
部門に与えられた案件を部下に割り振って仕事を任せますが、自分が介入しなければ仕事が完了しないと心の中で思っています。その結果、部下から相談を受けた点について、周辺情報をインプットし、自分一人でアウトプットを出してしまいます。部下からは、お母さんみたい(過保護の)と言われたこともあります。何でもやってもらえると思われているのかもしれません。この行為が部下のやる気と成長の機会を奪っているのかもしれません。
⇨無条件で部下の可能性を信じる。
自分の価値観を基準に部下に接している。
みなし残業の手当てをもらっているのだから、自発的に残業をして成果を出すべきだ。部を良くするために、自発的に提案すべきだ。進んで雑務をやるべきだ。進捗報告は、部下の方から行うべきだ。会社の成長のために全力で業務に取り組むべきだ。上司に感謝すべきだ。電車が多少遅れても間に合うように出勤すべきだ。自分の成長のために、資格試験に積極的に挑戦すべきだ。など、自分の価値観を基準に部下に接しています。口ではこの価値観を部下に明確に伝えることはありませんが、私の普段の行動から部下は私の本心に気がついていると思います。
⇨自分の価値観とメンバーの価値観をオープンにし、チームとしての共通の価値観を共有する。
部下の悪い点が気になり、良い点を見つけようとしていない。
つまらなそうに仕事をしている。やる気が感じられない。周りへの配慮が足りない。書類の完成度が低い。仕事中の休憩が長い。仕事に対する執念が足りない。など、悪い点が気になり、目についてしまいます。部下の良い点を見つけようとしたことがない自分に気がつきました。
⇨部下の良い点を見つけ、その点を見習うようにする。そのことをチームメンバーで共有する。気になる悪い点は、なぜそうなるのかを考える。
部下のやる気を引き出す言葉をかけられていない。
仕事が完了しても感謝の言葉をかけていないことに気がつきました。心の中で、やって当然と思っているのだと思います。チームとしての成果を上げられているのは、部下が業務を遂行してくれたからです。感謝の気持ちを示さなければ、次の仕事に向け、やる気が湧いてくるはずはありません。
⇨仕事の進捗を正確に把握し、適切なポイントで感謝の気持ちを伝える。
短期的な成果しか追いかけていない。
短期的な成果を優先し、目先の業務に自分の時間を費やしています。部下の将来を考えた行動をとっていません。3年後、5年後の部下のことをイメージしたことがありません。今、結果を出すことしか考えていない自分に気がつきました。
⇨チームの3年後、5年後、10年後のイメージを描き、チームで共有する。
情報を隠している。
自分の業務が忙しいという理由で、部下への情報伝達を怠っています。最低限の情報しかチームで共有していません。人事的な情報以外で秘密にしておかなければならない情報は僅かです。情報伝達を怠ると、部下は情報を隠していると感じてしまいます。おそらく、部下は私から信用されていないと感じていると思います。
⇨良い情報も悪い情報も隠さない。チームへの情報発信を意識的に行う。